ワンネス・クリエイティブ

Peach Party Project #2

『ストップキス』

ジョージ役

松岡美桔

Miki Matsuoka

MTプロジェクト所属。

兵庫県出身。大阪音楽大学声楽科卒業。武庫川女子大学声楽専攻科修了。1989年から1996年まで音楽座に在籍。主なミュージカル出演作は「美少女戦士セーラームーン」リリス・オブ・ダークネス役、「レ・ミゼラブル」「アニー」「トゥーランドット（赤阪ACTシアター杮落し）」侍女ピン役、「マルグリット」「ジキル&ハイド」、ミュージカル座「アイランド〜かつてこの島で」ママ・ユーラリ役「アワード」メアリー・ハットン役、t1プロジェクト「殺し屋は歌わない」真行寺レイナ役、等。tpt「ピアフ」「血の婚礼」はじめ小劇場でのストレートプレイや、朗読劇「The Guys」、そしてコンサートやライヴにも多数出演。主な吹替は「アナと雪の女王」「美女と野獣」「メリーポピンズリターンズ」

【instagram】 matsuokamiki2

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My True Color

私は「ストップキス」を上演します。なぜなら、

芝居がやりたいからです。

カトリック系の幼稚園に通っていた私は、クリスマスの生誕劇で、どうしてもマリア様の役がやりたくて、先生にお願いしたそうです。

小学校の時も音楽会で、例年４人のソリストが選ばれるのですが、これも直談判した記憶があります。

音大に行くと決めて、高校生になって習い始めた、志望校の歌の教授に、「あなたは向いていないから、歌は趣味にしておきなさい。うちの大学には受からないので、受けないで。」と言われ、志望校のランクを下げ、先生も変えて、勉強し続けました。

すべり止めに受けた短大に通いながら、次の年もう一度受験しましたが受からずにそのまま２年生に。

その次の年受けた３年編入試験に落ちて、短大の専攻科に進み、

次の年、もう一度３年編入試験を受けてやっと合格。

大学時代に連れて行ってもらった国内外の一流といわれるオペラやコンサートを観て、そしてまだレンタルビデオもあまり無い時代だったので、暇さえあれば、映画館に通い、新劇からコマ劇場まで足を運び、年に一度だけしか来ない海外ミュージカルに心躍らせているうちに、４年生を卒業する頃には、自分は明らかにクラシックに向いている声を持ってないことがわかっていました。

でも私には、譜面から作曲家の意図を読み取る力と、発音のセンスがある事を、当時の先生から告げられていた事もあり、もう一年だけ、ドイツ歌曲に絞って勉強してみようと思い、他の大学の専攻科に進みました。そこでもやはり、表現したい想いがあるのに声が出なくてもどかしいでしょう、と言われながら修了したのです。

と、私の半生を語っていては夜が明けてしまうので、中略！

その後、本格的にミュージカルをやりたいと決心し、東京に行きたいと、父親を１年間毎日説得したけれどお許しは出ず、半勘当状態で飛び出て、

劇団で７年過ごした後「レ・ミゼラブル」には４回目のオーディションでやっと合格。それは、私が当てはまる役に中々空きがでなかったから、と聞いた。お分かりと思いますが、オーディションに受かるも落ちるも、本当に色んな理由があるのです。

とにかくやりたいことは諦めずに挑戦し続ける。

ただそれだけ。だってやりたいんだもん。

今となってはちっとも辛いことでは無い。

もちろんやりたくてもできないこともある。

そして、私には良い声がなかったから、簡単に声が出なかったから、今、苦労している生徒たちに教える事ができると思っている。

もし、何かやりたい事がはっきりしているなら、TRYし続けるのみ！

そこから必ず何かが見える。何もしなければ何も見えない！

私はそう思ってる。